どうもこんばんは。めいとと申します。
早速ですが皆さんはVRをご存知でしょうか。
仮想現実などと呼ばれているもので、VRゴーグルを装着することにより目の前が別世界となり、簡単に非日常な体験をすることができます。
何のことか分からんという方は今すぐこの記事を閉じて『レディ・プレイヤー1』を見るのがおすすめです。めちゃくちゃ面白いので。
今までは敷居が高いと思われていたVRですが、「Oculus Rift」や「PSVR」など、安価な機器の登場で、一般家庭にも広く普及するようになりました。
さて、そんな中僕は先日VR機器を購入しました。それがこちら。
Oculus Quest2
家庭用のVR機器で最新機種と言ってもいいような製品です。
PCなどの機器が不要で、ケーブルなども必要とせず、Oculus quest2単体で様々なコンテンツを楽しむことが出来ます。
重さや眼球への負担はあまり気にならず、ケーブルの煩わしさ等がないので着けた状態でも快適に動き回ったりできます。
この状態で僕の見えている景色はVR空間である為、もし目の前で石油王が札束をばら撒いていても気付けないことになります。悲しいですね。
VRには様々なコンテンツがあるのですが、先日僕はあるゲームを購入しました。
ELEVEN TABLE TENNIS
見ての通り卓球のゲームです。
このゲームは打った時の感触や球の軌道など、感覚や動作が非常にリアルで、本当にピンポン球を打ってる感覚に近いんですよね。
そこで僕はこう思いました。
僕は球技が大の苦手。卓球自体は高校の体育の授業中、卓球台を運ぶ時に足を捻ってそのまま1ゲームもすることなく授業を終えた過去があります。恥ずかしっ
プライベートで友人とプレイした時などはボロ負け。自他共に上手いとは言い難い現状...
とにかくこの一ヶ月間は空いている時間を使い、ひたすらに練習。そして一ヶ月後、現実で実際に卓球をプレイして、本当に卓球が上達したかを検証したいと思います。
この検証が成功すればラケットも卓球台も無しで、家の中から一歩も外に出ることなく卓球が上手くなれてしまいます。
卓球業界の未来を変えてやる!!!!!!!!!
がんばるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
◆1日目(11月14日)購入
最低難易度のAIにボロカスに負ける。
AIの難易度はEASY~LEGENDの5種類があり、いくらなんでもEASYのAIは相手にもならんでしょと思っていたらこの様です。冗談抜きで。
攻めてくるようなショットは打ってこないんですが、どこに打ってもゆるやかに返してくるんですよね。
僕のレシーブが下手すぎるのでアウトになりまくってそのまま負けました。
ちなみに11点中5失点はサーブミスです。
◆2日目(11月15日)基礎を固める
相手のコートにまともに入れないことにはお話にもならないので、サーブ&レシーブをひたすらに練習します。
AIだけでなく卓球マシンを使うこともできます。上達にはかかせない。
◆3日目(11月16日)対人戦で力をつける
オンライン対戦でレベルアップを目指す。
このゲームはこんな感じで、リアルタイムでプレイしている人にいつでも挑戦状を叩きつけることができます。
やはり実際の人間と対戦しないと試合のコツも掴めませんからね。
なんとか1勝することが出来ると、こんな感じでスコアとランクが上がっていきます。卓球を始めて3日目で世界23595位の男になってしまいました。
勝利数はそのままですがスコアは負けると下がってしまうので、何とか維持していきたいですね。
◆4日目(11月17日)壁打ち
自宅の通信環境が悪いのか、全然マッチングしないので壁打ちをします。VRじゃなくてもできるのでは?
◆5日目(11月18日)ひたすらに戦う
プロフィールには勝利数しか表示されないのですが、実際の戦績は19戦5勝14敗です。みんな強すぎる。
ランクスコアも一度は0まで落ち込んだのですが、連勝で24まで上げることができました。
対人戦になると打ち方などで卓球経験者が分かるのですが、経験者っぽい人は本当に強いです。あと外人の方はボイスチャットでめちゃくちゃ煽ってくる。泣きそうになっちゃった。
◆6日目(11月19日)AIに初勝利
なんとかEASYのAIに勝利。めちゃくちゃに接戦ですが自分の上達を感じます。
サーブをしっかり入れること。落ちついてラリーを続けることを学び、勝利をもぎ取りました。
このままの勢いでいけるのでは?と思い難易度MEDIUMに挑戦してみたのですが、こちらは接戦の末敗北。 確実に上達はしてるぞ...!
◆7日目(11月20日)リフレッシュ
練習ばかりしていて卓球が苦になってしまえば、上達は見えません。
アメとムチこそが重要なのです。EASY勝利記念のアメです。
うまい!!!!!!!!!!!!
練習はお休み。
◆8日目、9日目(11月21日〜22日)お休み
アメとムチとか言っといてごめんなさい。普通に週末なので用事が入っており、練習する時間がありませんでした。
明日からがんばるぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆10日目(11月23日)すごい負ける
ランク0のゴミカスになってしまいました。
最初に2回勝って、このまま快進撃じゃい!と思ったのですが、そのまま8連敗ほどしました。
酒か!週末の酒が全てをダメにしたのか!!!!!!!!
◆11日目(11月24日)ジビエを食べる
ゴリゴリに平日なのですが、数ヶ月ほど前から決まっていた予定でジビエを食べに来ました。鹿やら猪やらを食べました。うんまい。
練習したかったんだけどなーーーーーー前もって入ってた予定だから仕方ないなーーーーーーーーーーーー
食べに来たのは夜なので、昼間は何をしていたかと言うと屁をこいて寝る等をしていました。
◆12日目(11月25日)MEDIUMのAIに勝利
なんか勝てました。難易度MEDIUMのAIも撃破です。ジビエのおかげかな....
HARDにはボコボコにされました。この辺りからAIがサーブに回転をかけてくるようになります。めちゃくちゃうざい。
◆13日目〜21日目(11月26日〜12月4日) ひたすらに対人戦
壁打ちやサーブ練習なども挟みつつ、この期間はひたすらにオンライン対戦をしました。やはり試合経験の差は実力にも比例すると思うので、経験値を稼ぎます。
AIではなく生身の人間と数多くの試合をすると「ここでこっちに打ったら相手は嫌がるだろうな」などと駆け引きのスキルも上達した自覚があります。
実際めちゃくちゃにランクは上がりました。
相手の打ち方や挙動を見てプレイスタイルや戦法を変えたりと、卓球自体のスキルではなくゲーム的な勝ち方をした側面もありましたが、何はともあれ世界7378位です。
この時点で最初と比べるとかなりの成長を実感できます。本番まで折り返した辺りなので、あと一息頑張りたいと思います。
◆22日目、23日目(12月5日〜6日)お休み
用事で家を空けていたので、やる時間が取れませんでした。
この頃からめちゃくちゃ寒くなってきましたが、数試合した後にVRゴーグルを外すと結構汗だくだったりします。蒸れちゃうので。
◆24日目(12月7日)本番まであと一週間
数試合やってボコボコにされたので今日はくじけました。寒いのでラケットと一緒に暖まります。
やはりスポーツは自分が使う道具に愛着を持てば上手くなるのではないでしょうか。現実にラケットは実在しませんが。
あとこれはめちゃくちゃ気のせいかもしれませんが、VRでも暖炉の前に座ってると暖かく感じます。脳が騙されてる。
◆25日目(12月8日)デート
一緒に景色を楽しみました。
◆26日目、27日目(12月9日〜10日)座学
卓球に対する思いを強めるために、二日かけてアニメの『ピンポン THE ANIMATION』を見直します。改めて見てもいい作品だ.....
熱い気持ちを持って本番に挑む心構えを作ります。
漫画喫茶で『行け!稲中卓球部』も読みました。1ミリも参考にならなかったな。
◆28日目(12月12日)最後の練習
オンライン対戦を続け、何とかランクスコアを3桁までもっていきました。
連勝にはもちろん運もあるのですが、1ヶ月前とは比べ物にならないほどに上手くなっています。
◆29日目(12月13日)本番に向けて整える
いよいよ明日が本番です。無理な練習で支障が出てはいけないのでゆっくり休んで明日に備えます。
ラケットも今日くらいはゆっくり休ませてあげようと思います。
◆30日目(12月14日)検証
いよいよこの日がやってきました。事前に声をかけておいた友人2人に協力してもらい、検証をやっていきたいと思います。
すこやか
小学生の頃卓球クラブに所属していた。自ら勝負を志願して来たので自信はたっぷり。
しゅーへー
中学生の頃に卓球部で県大会に出場している実力の持ち主。陰キャのオタクだった為に表彰式でキョドッた過去を持つ。
程度は違えど、二人とも立派な卓球経験者です。
二人には事前に「俺と本気で卓球勝負をしてほしい」とだけ伝えていて、僕がこの一ヶ月間練習をしていることは教えていません。
終わったらお酒が飲めると聞いて来ました。
なんで急に卓球?
捻り潰してやるからな。
肩慣らしも含め、二人で試合をしてもらいましたが、結果はしゅーへーの圧倒的勝利。やはり卓球県大会出場の実力は伊達ではないようです。
流石に中学の頃より腕は鈍ってるけどいけそう。
3人の中でビリだけは嫌だ...
めいとVSすこやか
いよいよ試合開始です。
練習中は常にVRゴーグルを被っていた為、現実は視界が広いことに今更気づきます。
(視界広っ。現実、解像度すごっ。)
現実のラケットやピンポン球の解像度に素で驚きましたが、練習していた事は悟られないように心の中で唸ります。
さて、気になる打った感触ですが。
お?
お!
まったく違和感がない!
打った感触や力の入れ方まで、練習とほとんど変わりません。この1ヶ月間は無駄ではなかったようです(無駄な日はあった)
バックハンドでミスするとこも同じだ!
実際に試合をしてみると、1ヶ月前の自分とは違うことが明確に分かります。
ラリーが続くことや、サーブミスがまったく無くなったことにより「勝てるのでは...?」と自信が湧いてきました。
勝利!!!!!!!!!!!!
1ゲーム取られてしまいましたが何とか勝利しました。
今までの自分なら相手から1ゲームも取ることなく試合が終了してしまうので、この時点で成長をしっかり感じて嬉しくなっています。
あといつもはコントローラーを握っているので、左手を置く位置が掴めず、バックハンドで打つ時に自分のおっぱいを揉んでいます。どうして?
この勢いで県大会出場の経験者である、しゅーへーもねじ伏せたいと思います。
今までの人生、球技で良い思い出が何一つなかったのでここで勝って、自分の人生に新たな1ページを刻みます。
あの努力の日々を思い出せっ....!
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負けました。完敗です。
相手のサーブミスもあり、数点得ることは出来ましたが、結局1ゲームも取ることなく余裕でボコボコにされました。
時々めちゃくちゃ回転がかかったサーブが飛んでくるので、「ひょえ!」と声を上げて見逃すことしか出来ませんでした。
検証結果
...いかがだったでしょうか。VRでも意外と上達はするということが分かりました!
僕のこの1ヶ月間は日常生活の空き時間にやっていたものなので、本気でみっちり練習期間を設けるともっと上達するのではないでしょうか。
あと普通に『ELEVEN TABLE TENNIS 』自体が普通にゲームとして楽しいので、練習自体は苦にならず出来ました。最近のゲームはすごいぞ!
皆さんも機会があれば是非、VRコンテンツに触れてみてはいかがでしょう!
それでは!